子供をロボットにしないために

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どの塾でも、またどんな保護者でもそうだと思うのですが、

子供(生徒)に自学してもらうことができれば、こんな楽なことはないと思うことがあると思います。

正直、私も、まだいろいろ悩んでいます。でも、どうやらそう思った時にまずすることは、

こちら側の態度を変えることだと思います。

体験授業に来た生徒とは、そもそも初対面だけど「どうかわるの?」という声が聞こえそうですが、

それは、既存の先生像から変わる ということです。

生徒たちのもつ先生像は、概ね以下のような印象だと思います。

・ルールを守らないと怒られる

・授業で質問に答えられない、テストの成績が下がると、「勉強しろ」と言われる

・いつも忙しそうで、自分の話は聞いてくれそうにない

・その割に、先生のいうことは絶対的でいうことを聞かされる

ルールを守るように教えるのは社会生活を送る上での最低限マナーですし

学校は知識を吸収する場でもあるので勉強は必須です。

クラブや生徒指導もある先生方は忙しいことも、昨今、社会問題化しているほど明確なことかと思います。

だから、生徒達がこのような先生像を作ることは、もはや必然のように思います。

ただ、その先生像と同じ、先生では、塾の先生はできないように感じています。

「この先生はいままでの先生と違って〇〇だな」

こう生徒に思わせないと、つまり、こちらに興味を持ってもらわないと始まらないと思います。

こうして、生徒との信頼関係の構築が始まるように思います。

 

そして、その後も、大人というより、身近な存在として、一緒に学習をつづけていくために、

以下のような工夫をしています。

・例えば、中3生に小学校で習う範囲の質問をされても、

「中3にもなって・・・」とか「どうしてこんな簡単な問題が・・・」とか、不要な接頭語は言わずに、

中3生に小4の問題を何事もなかったようにそのまま説明し始めて、終わります。

・成績が下がったら成績表を見ながら「どこが悪かったと思う?」と生徒と一緒に考えて、対策を立てます。

・いつもなるべく暇そうに見せて、話かけやすい雰囲気を作っています。

・ルールを守らないと叱ります(あっ、ここは教師像のままだった)

イスに片膝を立てている生徒には足を下げるように言います。

授業中、スマフォを見ている生徒には「帰れ」と言います。

 

おかげで僕は、教師ならみんな持っている「生徒を従わせる」という絶対的な権力をもっていません。

だから、生徒は僕の言うことも100%は聞きません。

自分で考えて納得しないと聞いてくれないのです。

でも、それで十分です。

自分で考えるプロセスを挟める余地を残しておくことは、教育においてとても大切なことだと思っているからです。

命令すれば従うというのは、人間ではなくロボットです。

<こんな甘い考えの教師がいるから、生徒がだめになるんだという声が聞こえてきそうですが・・・>

 

大人が管理しやすいように、子供の思考機会を奪っておいて、

状況が変われば、自由に発想しろ とか、もっと考えろ とか、ちょっと大人側が都合よすぎやしませんか?

 

だから、そもそも、僕には、絶対的な権力は必要ないし、ほしいともおもっていません。

それは、生徒との信頼関係の面からも、彼らの思考力の向上の面からも

先生側がまずは、「こいつは絶対やってくれる」と信じる、という基本スタンスをとれるかどうかに

かかっていることではないでしょうか?

 

それさえあれば、生徒たちも変わっていけるのだと考えています。

誰に向けた文章かを決めずに書いた文章でしたが、今の自分の本音をちょっと残しておきたくなりまして・・・。

最後まで、お付き合いいただいた方、ありがとうございました。

 

 

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